2020年11月19日

その他

エステーの抗菌剤処方液について、 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)への不活化効果を確認 インフルエンザウイルスへの1カ月後の不活化効果も確認済み

エステー株式会社は、抗菌効果が長く持続する抗菌剤処方液について、新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)へのウイルス不活化試験を一般財団法人日本繊維製品品質技術センターにて実施し、その不活化効果を確認しました。
なお、インフルエンザウイルス※への効果については、2019年3月に当該抗菌剤の技術提供元である富士フイルム株式会社と外部機関において、1カ月後の不活化効果を確認しております。
※インフルエンザウイルス:Influenza A virus(H3N2):ATCC VR-1679

新型コロナウイルス不活化試験について

試験内容:

当該抗菌剤処方液(銀系抗菌剤のコーティング液)に対して新型コロナウイルスの不活化効果を検証。

試験概要:

<供試ウイルス> 新型コロナウイルス(SARS-CoV-2 NIID分離株)

<方法>
①試験検体(ポリエチレンフィルム5cm×5cm)に処方液を100µl滴下して塗り広げ、処方液に含まれるアルコール成分を乾燥させて除去した。この操作を4回繰り返したものを試験サンプルとした。

②試験サンプルにウイルス液を0.4ml滴下し、密着フィルムをかぶせた。

③温度25℃、湿度90%以上の条件下で24時間放置した後、試験サンプルに洗い出し液10mlを加え、ウイルスを洗い出した。

④プラーク測定法※にてウイルス感染価(細胞感染性を持つウイルス粒子の数)を測定した。

※プラーク測定法:ウイルスに感染した細胞が変性することを利用したウイルス量の測定方法

<試験結果>
①ウイルス感染価の常用対数平均値は、対照(ポリエチレンフィルムのみ)の接種直後(U0)5.69、24時間放置後(Ut)5.04に対して、試験サンプル(At)2.39であり、抗ウイルス活性値(R)は2.7であった※。
※抗ウイルス活性値:R=Ut-At
R:抗ウイルス活性値、Ut:対照試料の培養後の感染価、At:試験試料の培養後の感染価

②当該抗菌剤処方液を使用し、4回相当重ね塗りをしたと想定した時のウイルスを99%以上不活化させる効果が実証された。

<参考規格> ISO 21702


1日1回のひとふきで除菌&プロテクト

エステーの抗菌効果が長く持続する抗菌剤処方液は、アルコール(62.9v/v%)で除菌した後、銀系抗菌剤を含有する超親水膜でコーティングすることで、1日1回のひとふきで高い除菌・ウイルス除去効果を長期間発揮させる「Hydro Ag+」技術を採用しています。
繰り返し使用することで、抗菌力の高いコート膜が塗り重ねられ、より強固な抗菌効果が期待できます。
なお、「Hydro Ag+」は富士フイルム株式会社から提供を受けた技術です。

インフルエンザウイルスへの1カ月後の不活化効果について

抗菌効果が長く持続する抗菌剤処方液のインフルエンザウイルス※への効果については、富士フイルム株式会社と一般財団法人ボーケン品質評価機構において、1カ月後の不活化効果を確認しております。上記試験と同様のプラーク測定法により、当該抗菌剤処方液(銀系抗菌剤のコーティング液)の1カ月後の不活化効果測定したところ、99%以上ウイルス数を減少させることが実証されました。(2019年3月に試験実施)
※インフルエンザウイルス:Influenza A virus(H3N2):ATCC VR-1679

また、現在新型コロナウイルスへの1カ月後の不活化試験についても進めています。効果検証が確認できましたらお知らせいたします。