マイナビ2022
研究

私の「持久」力

研究

Reo Kawasaki

川﨑 礼央

2010年入社/工学府生命工学専攻修士課程修了
研究グループ第1チーム

Reo Kawasaki

PROFILE

食品や化粧品、日用雑貨など身近な商品を扱うメーカーでモノ作りをしたいという想いで就職活動を行うなかで、エステーを志望。R&Dセンターが都心にあったことも入社の決め手のひとつ。野球観戦が好きで、夏のアフター5は球場でビールを飲みリフレッシュ。オン・オフの切り替えを心がけている。

様々な試験の積み重ねで
新たな技術の確立を目指す

私の所属する研究グループ第1チームでは、新たな独自技術の確立に向けた基礎的な研究を行っています。そのなかで私は、当社の主力商品である防虫剤のコアとなる新技術の研究を担当。効果の高い新たな物質を発見するための基礎試験や、商品の使用状態を再現したモデル試験など、害虫に対する効果確認をしています。試験で得られた結果が良ければ、コストや安定性を考慮した処方、製品形態の考案を行い、商品開発グループや事業部と打ち合わせを行いながら製品化に向けた準備をしていきます。最終的には、工場での生産方法などについて製造部門と打ち合わせをし、生産現場にも立ち会うなど、幅広い業務に携わっています。

商品の評判や会社への貢献が
大きなやりがい

なかなか思った通りにはいかないことも多い研究において、予想外の良い結果が得られたときや、行き詰まっていた時に方法を変えることで現状を打開できた時は大きなやりがいを感じます。なかには、苦労して開発した商品が製造終了になってしまうこともありますが、商品の売れ行きが良かったり、特許出願をして自身の評価にもつながったときは一際嬉しいです。また、少数精鋭のため、ひとつの商品に関わる人数が少なく自身の貢献度が高い点は、エステーでの研究の大きなやりがいです。

特に苦労した思い出は、商品に関わる応用研究を担当していた入社3年目に、海外での消臭芳香剤の生産立ち合いをしたときのことです。日本とは進め方や勝手が異なり、現場の担当者との言葉の壁や意識の違い、設備不足や現場で必要となる迅速な判断など、日本での生産とは異なることばかりでした。1回目の出張では機械の不調もありまったく上手くいかなかったことから、問題点の洗い出しや綿密な打ち合わせを重ね、2回目の出張の最終日になんとか生産可能になりました。大変ではありましたが、自分の成長につながる良い経験でした。

エステーが誇る
コア技術の向上に貢献したい

仕事をする上で意識していることは、実験から得られたデータを大切にすることです。得られた結果からしっかりと考察を行い、そこから次のステップをどうするべきかを考えることを徹底しています。特に、一度の試験だけではわからないことも多いため、試験を何度も繰り返し、データそのものの真偽の確認も念入りに行っています。

現在は、エステーの強みのひとつである防虫技術に力を入れ、新しい技術の開発に向けた挑戦をしていますが、ゆくゆくは消臭関連の技術や将来的に必要とされる新たなカテゴリーについても知識を深め、エステーのコア技術のさらなる向上に貢献していきたいです。

「持久」力×エステー

最近行っている研究では、一日中顕微鏡をのぞいています。良い結果が出ない日が続いたり、例え良い結果が出ても、製品には使えなかったりすることも多々あります。それでも耐えて、再びコツコツと実験を続ける「持久力」が私の強みです。また、当社では研究のために害虫を飼育しており、初めて見たときは驚いたのですが、今ではすっかりそれにも慣れてしまい、強くなったなと感じています。

※取材当時の内容です