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消臭芳香剤の香りは何種類ありますか? また、どのように作っているのですか?


消臭芳香剤と一口に言っても、広がる香りはさまざま。エステーでは毎年新しい香りの消臭芳香剤を発売していますが、香りを決めるときは、長年の研究をもとにいろいろな工夫をしています。商品開発のウラ側をご紹介しましょう。



膨大な数の香料成分の中から選び出し、組み合わせて香りを決定

消臭芳香剤に使われている香りは、複数の香料成分をブレンドして作っています。
香料の数は、天然香料が約200種類、合成香料が約600種類あると言われています。この膨大な数の中から、商品の世界観やテーマ、お客様のイメージや目的などに合わせて香りを調合し、1つの消臭芳香剤の香りを作り上げていきます。
エステーで販売している消臭芳香剤のほとんどは、10種類以上の香料成分を調合して作られていますが、組み合わせがそれぞれ異なり、その香りは千差万別です。商品の数だけ香りの種類が存在していると言えます。
なお、エステーで最も多くの種類の香料成分が使われている「シャルダン フレグランス」という芳香剤では、50種類以上もの香料成分を調合し、香水のような上質な香りを再現しています。

シャルダン フレグランス

シャルダン フレグランス

ブレンドすることでより複雑で深みのある香りに

香料成分を組み合わせる「調香」は、よく絵画に例えられます。2~3色の絵の具だけで絵を描くよりも、沢山の色を使えた方が、より複雑で芸術的な作品ができますよね。
また、調合した香料成分の1つ1つが必ずしも良い香りであるとは限りません。例えば、ジャスミンの香りには、インドールという糞便臭の成分が、わずかに含まれています。単独では悪臭の成分でも、アクセントとして加えることで、他の香料とのバランスによって、より深みのあるかぐわしい香りに仕上がることもあるのです。

シャルダン ステキプラスStick

シャルダン ステキプラスStick

リビング用とトイレ用の「ラベンダー」は同じ香り?

同じ香り名でも、使う場所や用途によって、配合する香料成分やその組み合わせを微妙に変えています。
例えば、エステーの商品の消臭力は「玄関・リビング用」と「トイレ用」それぞれにラベンダーの香りをラインナップしています。「玄関・リビング用」はリラックスする空間で使用するため、ラベンダーの中でも柔らかい甘さの香料成分を多めに配合して、ウッディーやパウダリーな雰囲気を感じるように調合しています。一方、トイレでは清潔感を求められます。そのため、「トイレ用」のラベンダーは、ハーブ系やグリーン系などの爽やかさを感じられる香料成分を多めに配合しています。

最後までよい香りが続くよう工夫

香料成分は、空間への広がりやすさ(揮発性)によって、トップノート、ミドルノート、ラストノートの大きく3つに分けられます。消臭芳香剤の香りは、それぞれの香料成分が、空間に広がったときの全体バランスを考えて作っています。

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トップノートとは、揮発性が高く商品を開けて最初に感じる香りで、香りの第一印象になります。ミドルノートは揮発性が中くらいで香りの中心となる部分であり、ラストノートは揮発性が低く、使い終わりに近づくほど影響を与えます。香料成分の揮発性はそれぞれ異なるため、商品の使い始めから使い終わりまでの間に、香りの印象は少しずつ変化します。
一般的に、調合した香料は、トップノートの揮発量が多くなりがちです。そのため、香りの印象や強さがあまり変わらないように、トップノートの広がりを抑える保留剤を配合したり、香りの似た揮発性が異なる成分に置き換えたりすることで、最後までよい香りを楽しめるように工夫をしています。