2007年10月30日

その他

日本かおり研究所が新たな"空気ビジネス"への挑戦 独立行政法人 科学技術振興機構の革新的ベンチャー活用開発事業を受託〔樹木精油を利用した環境汚染物質の無害化剤〕の企業化を目指す

エステー株式会社の子会社である『日本かおり研究所株式会社(本社:東京都新宿区/代表取締役:金子俊彦)』は、独立行政法人科学技術振興機構(略称:JST/理事長:北澤宏一/本部:埼玉県川口市)が推進している新技術の企業化開発事業における独創的シーズ展開事業の“革新的ベンチャー活用開発” において、平成19年度課題のひとつである【樹木精油を利用した環境汚染物質の無害化剤】についての開発、企業化を受託し、このほど活動を開始しました。

これは、革新的ベンチャー活用開発として大学等の研究開発成果のうち、研究開発型ベンチャー企業を活用することによりイノベーションの創出が期待されるも のについて企業化開発を推進、企業化につなげることを目的とした事業で、この研究開発型ベンチャー企業は公募により選定されます。
選定企業は、外部有識者の協力のもとにプログラムオフィサーが企業化されていない新規の技術がある、わが国の経済への貢献や国民のニーズに合致した開発成果が期待できる、新たな社会的価値や経済的価値を生み出すことが出来る、開発実施計画(開発の方法、体制、資金、期間)が合理的に立案されていることなどの観点から選考され、その結果、【樹木精油を利用した環境汚染物質の無害化剤】について日本かおり研究所が受託したものです。
これによって【樹木精油を利用した環境汚染物質の無害化剤】について、日本かおり研究所では、独立行政法人森林総合研究所(理事長:鈴木和夫/代表研究者:樹木抽出成分研究室長 大平辰朗)の有する基盤技術を経済的、技術的側面から企業的規模で実証的な試験を実施し、問題点を検討した上、企業等で使用できる発展的実用技術を研究開発していきます。開発実施期間は最長で3.5年となります。
日本かおり研究所は常に呼吸しなければならない“空気”をあらゆる角度から科学し、“心と体”にプラスになる空気に変える研究をすることを社会使命と考え、今回の産学官の効率的連携を推進しながら、「新たな“空気ビジネス”への挑戦」をして行く考えです。

独立行政法人 科学技術振興機構(略称:JST)

JSTは、我が国のイノベーションの創出の源泉となる「知の創造」から「研究成果の社会・国民への還元」までを総合的に推進し、その基盤となる「科学技術情報の提供」、「科学技術に関する理解増進活動」などを推し進める科学技術基本計画の中核的実施機関です。(同WEBサイトから抜粋)