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季節のくらし

不調は「冷え」のせい? オフィスでつらい体の悩みは温活で解消!


イシハラクリニック副院長
石原新菜さん
プロフィール

寒くなる季節や夏場のクーラーのきいた時期、オフィスや、外出先などで覚える「冷え」をそのままにしておくと、深刻な体調不良につながることがあるそう。生理痛や生理不順、肩こりや頭痛といったよくある不調も、冷えが原因なのかもしれません。「手足が寒い」「腰やお尻が冷える」を放置せずしっかりとあたため、少しでも快適に寒さを乗り越えたいものです。よくある体の悩みと冷えの関係などを、医師の石原新菜さんにお伺いしました。

体を冷やす習慣をチェック!

知らず知らずのうちに体を冷やしていることがあります。また、思いもかけない習慣に、「冷え」の原因が潜んでいることも。毎日の通勤やオフィスでも、知らず知らずのうちに体を冷やす行動をしていませんか?

・デスクワーク

オフィスで座りっぱなしの人はずっと同じ体勢でいることが多いため、血行が悪くなります。足の付け根のリンパ節や動脈が圧迫され、血液が流れにくいのです。

・移動はエレベーターをよく使う

体の体温の4割は筋肉からつくられますが、運動をしないと筋肉量が少なく、冷えの原因になります。通勤や移動に階段を使わず、エレベーターやエスカレーターばかりだと、運動不足のまま。冷えは解消しにくいのです。

・水の飲みすぎ

体が冷えると胃腸の動きが悪くなります。それなのに、「体にいい」という理由で水をたくさん飲んでいる人も多いようです。運動をせず汗をかかないため血流が悪く、水を飲んでもむしろむくみの原因になります。

・朝食にサラダやフルーツ

体を冷やす食べ物ばかりを摂取している方も多いようです。夏が旬のものや南国で取れるものは体を冷やすと言われています。バナナや生野菜を頻繁に採る習慣のある人は、知らず知らずのうちに体を冷やしている可能性があります。

・お風呂はシャワーのみ

お風呂で湯船につかると、体が温まり汗をかくため、血行が良くなります。ところが冬でもシャワーだけで済ませてしまう人も。それでは、体を温めることはできません。

冷えるとどんな不調が起こる?

体の冷えをそのままにしておくと、重大な身体のトラブルにつながることがあります。例えば、以下のような症状も冷えが原因かもしれません。

・生理痛、生理不順

冷えにより、卵巣から出るホルモンのバランスが崩れて生理不順になることも。また、血液の流れが悪くなるので、痛みが起こります。

・便秘や下痢

内臓が冷えるので、胃腸の動きが悪くなり、便秘や下痢が起こりがち。下痢よりも便秘の方が深刻で、水を飲んでも腸が動かないので解消しない場合もあります。

・肩こり

冷えにより血行が悪くなると、それだけでコリや痛みにつながります。

自覚のない隠れ冷え性にも注意

平熱の低い人が増えていますが、体温だけではわからない「隠れ冷え性」もあります。30代くらいの若いうちから、更年期のような症状がでることもあります。それは「のぼせ」「ほてり」「動悸」「イライラ」など。足元が冷えているのに、血行が悪いために血液が上半身にばかりめぐっているせい。ダイエットしているのに、効果が出ないなどの弊害もあります。特に、オフィスなどで長時間座りっぱなしだと下半身の血行が悪くなりやすいので、デスクワークが多い人は注意しましょう。おなかや下半身を触ってみて冷たいようなら、隠れ冷え性の可能性が高いと言えるでしょう。


プロフィール

イシハラクリニック副院長
石原新菜さん

医師。イシハラクリニック副院長。1980年、長崎市生まれ。帝京大学医学部卒業。医学生時代から、父・石原結實とともにミュンヘン市民病院の自然療法科、メキシコ・ティフアナのゲルソン病院、イギリスのブリストル・キャンサー・ヘルプセンターなどを視察し、自然医学への造詣を深める。現在は、イシハラクリニックにて漢方薬処方を中心とした診療を行う。
著書「腹巻美人ダイエット」(海竜社)「『体を温める漢方』で不調を治す」「『体を温める』と子どもは病気にならない」(PHP研究所)など。

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撮影:山口直也(スタジオ☆ディーバ)