季節のくらし

さりげない工夫で毎日が贅沢に ワンランク上の生活を実現するインテリアと香り

1.リビング編

自分の家は、誰にとっても長い時間を過ごす大切なもの。家でリラックスしたり、活動したりする時間をより贅沢にしてくれるのがお気に入りのインテリア。空間づくりや香りに少しこだわるだけでも、より充実した時間を過ごせます。今回は、インテリアの専門家でブロガーとしても活躍されている瀧本真奈美さんと片岡牧子さんにご協力いただき、いつもの生活をワンランクアップさせるインテリアのポイントをご紹介いただきました!

まずは、家の中でも一番長い時間を過ごすリビングのこだわりをお聞きしました。


 

瀧本真奈美さん
瀧本真奈美さんプロフィール

整理収納コンサルタント。整理収納教育士。ルームスタイリスト1級。整理収納、部屋づくりのプロとしてTV、雑誌などで活躍中。
片岡牧子さんプロフィール

cotona neat & tidy
整理収納アドバイザー。2児の働く母。住宅設計事務所での勤務経験を生かし、第2子妊娠中に整理収納アドバイザーの資格を取得。整理収納だけでなく、インテリアを活かした収納を作るのが得意。
ブログ:Small House styling

<瀧本家のリビング>疲れを癒して、ゆったりくつろげる空間づくり

瀧本さんのリビングは、白をベースに明るい色の家具で統一したエレガントな空間。リビングはリラックスでき、疲れを癒やす場所。ものを置きすぎず、空間に余白を作ることで、忙しい中でもゆったりと贅沢に過ごすことができます。

お気に入りは、仕事を行うワークスペースと、一息くつろげるソファ空間。清潔感を大切にし、整然としていながらも、優しい雰囲気になるように気をつけています。圧迫感なく深呼吸ができるイメージで。優しい雰囲気作りには、ソファに布をかけたり、曲線を描く木の枝やバスケット、デコレーションボールを飾ったりと工夫しています。

また、ここにいるとお部屋の「きれい」を保ちたい、という気持になるそうです。

瀧本さんのワンランクアップ・ポイント

・好きなテイストをしっかり見つけ、自分を癒やす空間を作る
・季節のものを少し取り入れる
・布使い、枝使い、曲線を描く雑貨で女性らしさを表現する

<片岡家のリビング>シェルフ上のコーナーをお気に入りのものを置くスペースに

片岡家のリビングは窓が多く、光が多く入る空間。中でも特に気に入っているのは、リビングにあるシェルフ上のコーナー。シェルフの上には夫婦それぞれに好きなものを置いており、家の中で唯一家族写真のあるスペースなのだとか。

コーナー作りで気をつけているのは、インテリアの色味。落ち着いた色合いで揃えておくと、よりくつろげる空間に。加えて、お花のカラーをアクセントにして楽しんでいます。

子どもが寝てから、リビングを間接照明に切り替えてリラックス。シェルフ上のコーナーは、落ち着いたときにちょうど目に入る場所なのでほっこりするそう。コーヒーととっておきのおやつで映画を見るのがお気に入り。

また、PCでの作業もリビングで済ませています。最近購入したPC用のスピーカーで好きな音楽をかけながら心地よくリラックス。

エッセンシャルオイルを熱湯に入れて香りを漂わせたり、台ふきんにハッカ油を垂らしてテーブルを拭いたりと、香りを生活に取り入れてより贅沢な空間にしています。

片岡さんのワンランクアップ・ポイント

・季節の花をお気に入りのスペースに置く。間違いなく気分がアップ
・夜は間接照明に切り替えて映画鑑賞
・PC用のスピーカーを使ってBGMを楽しむ
・エッセンシャルオイルやハッカ油を使って、日常に香りを取り入れる

2.お部屋編

リビング以外のお部屋や玄関も、気を抜かず素敵な空間にしたいですよね。色味を揃えたり、余白を大切にするなど、少しのポイントを押さえてお気に入りのインテリア空間を作りましょう。

<瀧本家の玄関>セルフリノベーションした玄関は余白を十分に

瀧本さんがリビング以外で気に入っているのは玄関。玄関は他の部屋よりも狭いため、余白を十分に取り、広く明るい印象に。

セルフリノベーションした靴の収納棚がポイント。オープンにしたことで、空間が広くなり、使い勝手がよく、保管も楽になりました。壁には漆喰を塗っています。

三和土(たたき)部分に土足OKのクッションフロアをしいたことで、印象がパッと変わったのだとか。気分転換になるとともに、掃除も簡単に。

瀧本さんのワンランクアップ・ポイント

・日常使いのものでも、気に入ったものをセレクトしてインテリアに
・玄関には香りのアイテムを使用。来客直前にはスプレータイプも

<片岡家のバスルーム>リネン類は色を揃えて見せる収納

バスルームの収納が少ないからと片岡さんが工夫したのは、リネン類をバスルーム外の廊下に置くこと。タオルが好きなので、明るいスペースにタオルが映えてお気に入り。

強くおすすめするのは、リネンの色を揃えるか、せめて同系色に! 同じカラーのものが揃っていると、「見せる収納」でもスッキリします。

バスタイムでリラックスする際に、色の揃ったタオルを選ぶ。とても素敵なひとときです。

片岡さんのワンランクアップ・ポイント

・タオルの色味をそろえる。好きなブランドのタオルはセールでまとめ買い
・タオルにはあえて白をセレクトし、汚れがわかるように
・大きなタオルをバスタイムの後でふわっと被るのが大好きな瞬間!

香水のようなガラス瓶から香りが広がる

玄関やコンパクトなお部屋には「SHALDAN フレグランス for ROOM」をセレクト。香水に使われるフレグランス成分をふんだんに使っているので、上質な香りが広がります。家に帰ったときや、来客時の雰囲気作りにおすすめです。

3.クローゼット編

毎日アクセスするクローゼット。一日お世話になった服をしまったり、出かける前に服選びをする際、効率よく、気分よく過ごしたいもの。クローゼットの収納・インテリアにもいくつかのコツがありました。

<瀧本家のクローゼット>持ちすぎない衣類ですっきりと清潔に

最近収納を見直してすっきりさせたクローゼットは、瀧本さんのお気に入り。清潔感と「持ちすぎない」ことが大切なのだとか。定期的に要・不要を見直し、必要な衣類だけを持つことが重要です。

すっきりさせたことで、着る服を選びやすく、洗濯したあとも片付けやすくなったのだとか。家事のモチベーションもアップします。

瀧本さんのワンランクアップ・ポイント

・ハンガーを統一する
・洋服を色ごとで収納する
・ギュウギュウに詰め込まない

<片岡家のクローゼット>季節ごとの衣替えで、取り出しやすく、見やすい収納を

壁一面を白い収納にして、スッキリ見せられるクローゼット。どうしてもきれいに収納できないときでも、扉を閉めればスッキリ見えてほっとするのだとか。

自分の衣類を収納できるスペースは少ないため、季節ごとに衣替えをして、常に取り出しやすく、見やすく、を心がけています。

ハンガーを揃えるだけで、収納の効率がアップ。クローゼット内が格段にアクセスしやすくなります。片岡さんが使っているのはダッチハンガー。細いので枚数が多くかけられ、落ちにくいのでおすすめ。

片岡さんのワンランクアップ・ポイント

・下着の引き出しにはサシェを。下着の出し入れで開けるたびにふわっと香ります

かけるだけで上質な香りのクローゼットに

クローゼットの空間にかけるだけの「SHALDAN フレグランス for CLOSET」。置き場に困らず、さりげなく上質な香りを漂わせてくれます。香水にも使われるフレグランス成分が調合されているので、服選びの際にも気分がアップ。気持ちよくお出かけができそう。

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