季節のくらし

2.室内編


日本ハウスクリーニング協会
高橋敬子さん
プロフィール

お部屋の中にも、湿気に注意しなくてはならない場所はたくさん。特に、日当たりがよくない寝室や水気の多いキッチンは、家の中でも湿気が気になる場所。布団や押し入れ、ベッドをはじめ、シンクなどの水回りもカビが気になりはじめます。日本ハウスクリーニング協会の高橋敬子さんに、カビ防止のお手入れを聞きました。

押入れや寝具は風通しをよくする

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梅雨時はカビが繁殖するために最適な環境といえます。カビは湿度、温度、栄養の3つの条件がそろうと発生するため、防止するためにはホコリや食べかすなどをこまめに掃除し、空気の通りをよくして湿気をためないことがポイントです。

特に、寝ている間に大量の汗が染み込んでいる布団は注意が必要です。起きた後に少し時間が経ってからしまうのはもちろん、可能なら押入れの戸を開けっ放しにしておいたほうがよいでしょう。すのこを使って隙間を空けておくのも大切です。

余裕があるなら、ふすまを両端10cmくらいずつ開けて、扇風機の風を送り込むとよく空気が流れます。1日1回、布団をしまったあとに風を通し、そのあとは戸を開けっ放しにしておくとよいでしょう。

雨が続いて布団が干せないときなど、布団の下に敷くだけで寝汗や湿気を取ってくれる布団専用の除湿剤「ドライペット ふとん快適シート」なども活用しましょう。

ベッドも同様に、湿気を吸っています。マットレスとベッドの間はカビが生えやすいため、ときどき片側を持ち上げて厚みのある物を挟んでおき、風が通るようにしておくとカビ発生の防止になります。

キッチンでもっとも注意すべきはシンク下、水滴が付くほどなら要注意

キッチンでもっとも湿気がこもりやすいのはシンク下です。基本的に食品を置かないようにしましょう。

キッチンの構造によっては、パイプに水滴が付くほど湿度が高い場合もあります。その場合は、こまめに水滴を拭き取り、新聞紙など湿気を吸い取るものを敷いてときどき交換しましょう。また、可能であれば、戸を開けっ放しにしておくのがよいでしょう。また、除湿剤も有効です。幅広い用途で使えるシートタイプの除湿剤なら、新聞紙の代わりに使えて効果的。除湿剤を使う場合には、戸を開けない方がよいでしょう。

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シンクに黒カビが出やすいのもこの季節。排水溝のぬめりなどは、毎日食器洗いと一緒に洗うようにすれば防げます。食器洗いが終わったらスポンジを替えて、排水溝のゴミ受けと、その下にある排水溝のフタも外して洗います。毎日洗っていれば、流水でこするだけで落ちるので素手でも抵抗なくお掃除できます。

食品のダニや雑菌にも注意

湿気と温度が高くなる時季は、お好み焼き粉やたこ焼き粉の中でダニが繁殖することもあります。いったん封を開けたら、ジッパー付の袋で密封して冷蔵庫へ入れましょう。

また、砂糖や塩は、密封しない容器に入れているお宅が多いもの。中身が減ってきたら、そのまま継ぎ足すのではなく、毎回洗って雑菌の繁殖を防ぎましょう。

湿気によって味が落ちる食材には乾燥剤を

海苔や乾物、調味料などの湿気を防ぐために、密封容器の中に「ドライペット 乾燥キーパー」を入れておきましょう。効果が切れたら色の変化でわかるので安心です。

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プロフィール

日本ハウスクリーニング協会
高橋敬子さん

NPO法人日本ハウスクリーニング協会理事。一般社団法人日本家事代行協会 代表理事。株式会社ピュアレディス・ライフ 代表取締役。整理収納清掃(3S)コーディネーター統括指導員。3人の子どものシングルマザーとして、掃除業界で起業。自らの経歴から、この仕事を通じて女性の社会復帰支援や子育て支援に力を注ぐと決意。モットーは働く女性の家庭内支援と、働きたい女性のやりがいある仕事の場を提供すること。