季節のくらし

くらしをワンランクUPさせる「香り」の選び方

1.来客時の香り

普段の生活は、家事や育児に追われがち。いつもキレイに保てればいいけれど、なかなか難しい日も。そんな中、お部屋が少しくらい散らかっていても簡単に取り入れられるのが「香り」。とても手軽に、いつものくらしをワンランクUPできます。さまざまなシーンに合わせた香りの選び方を、エステー商品開発グループの石川瑞紀さんに聞きました! まずは、気になる来客時の香りの使い方から紹介します。

誰にでも好まれる香りをチョイス

友だちを自宅に招くホームパーティや、お茶会。ちょっとしたおもてなしのひとつに、香りを取り入れてみては? 来客時には家の掃除をするとともに、素敵な香りにしておきたいものです。
複数の友だちを招くときには、定番ものを選ぶのがおすすめ。オレンジやレモンなどのシトラス系、お花の香りのフローラル系、シャンプーのような石けん風の香りなら、苦手な人はほとんどいないので失敗が少ないはず。もし、相手の好みをリサーチ済なら、それに合わせた香りを用意すると気遣いが伝わるかもしれませんね。

「あ、ここにも気遣い」……をわかってもらえる効果的な使い方

手軽に香りを演出するには、芳香剤やアロマオイルなどを利用しましょう。ただし、ただ置けばいい、というわけではありません。やはり、効果的な場所がいくつかあります。

・玄関
玄関は、家の「顔」とも言える場所です。いい香りがしていると、訪れた人はいい気分になり、家の印象がアップ。自分の家のにおいは気がつきにくいので、忘れずケアしておきましょう。

・洗面所、トイレなど
香りは、時間と共に慣れてしまうもの。ずっと座っている場所に芳香剤を置くより、洗面所やトイレといった「ときどき行く」場所が狙い目。ちょっとした瞬間に「あ、ここもいい香り」と気づいてもらえます。

・空気の通る場所
芳香剤の香りは、製品を中心として広がっていきます。そのため、鼻の高さに合わせて置くと香りを感じやすくなり効果的。また、部屋の隅よりも、風通しのよい場所や人がよく通る場所に置きましょう。

2.季節に合わせた香り

季節によって洋服やインテリアを変えるように、香りもチェンジしてみては? 湿度や温度によっても適切な香りがあるそうです。

季節によって香りの感じ方は違う?

同じ香りでも、湿度や温度によって感じ方は変わります。温度が高い方が香りを感じやすく、低いと感じにくくなります。暑い日ほどニオイが気になったという経験のある人も多いのでは? 

また、湿度が低いときに気にならなかった香りが、湿度が高いと不快に感じることも。たとえば、暑くて湿気のあるときには、甘いニオイよりもレモンやスカッシュ系など、さわやかな香りの方が気分よくなります。また、ミント系も涼しく感じる効果があります。

季節限定の香りで四季を楽しむ

芳香剤などの商品では、季節に合った香りを展開しています。たとえば、エステーの「消臭力」は、春には「さくら」や、夏には「ラムネ」、ハロウィンの時期には「フルーツキャンディ」など季節に合わせて、さまざまな香りを毎年発売しています。お花を飾るのと同じように、こうした芳香剤でお部屋に季節感を取り入れたり、季節ならではのイベントを楽しむのもおすすめです。

17年春限定の「さくらの香り」と16年秋限定の「ミステリアスフルーツの香り」

香りにはどんなタイプがある?

芳香剤などの香りは、次のようなタイプに分けられます。香りの名前からどんな香りかイメージできると、選びやすくなりそう。自分はどんな香りが好きなのか、あらかじめわかっているといいですね。
「シトラス系」・・・柑橘系の香り。レモンやオレンジなどのさわやかな香り。
「フローラル系」・・・ 花の甘く華やかな香り。
「ローズ」・・・ローズの香り。
「フルーティ」・・・いちごやりんごなど、甘い香り、甘酸っぱい香り。
「ウッディ」・・・葉っぱのような香り。
「グリーン系」・・・森林の香り。
「ムスク」・・・香水のような香り。
「スカッシュ」・・・ソーダのような香り。車に適する。
「ウォータリー」・・・水をイメージさせる香り。車に適する。

3.こんなシーンにも!

香りがあることによって、リラックスしたり、わくわくしたり、贅沢な気持ちになったりします。気分やシーンごとに使い分けたいところ。リビングやトイレだけでなく、寝室や収納場所、車の中などいろいろな場面で楽しめます。

寝室など、リラックスしたいときの香り

リラックスしたいときには、自分の好きな香りが何より。ただ、好きな香りの中でも、目の覚めるミントなどは少し避けた方がよいかもしれません。
アロマテラピーでは、リラックス作用が期待できる香りがあります。例えば、ラベンダーやカモミール。寝る前や、家事・育児の合間にソファでちょっとリラックス……そんなときに活用するとよさそうです。

生活をちょっと贅沢に。香りの気軽な取り入れ方

生活にメリハリを付けたり、ちょっと元気になりたい、という時には、「テンションの上がる」香りを取り入れましょう。例えば、ローズ系やフローラル系など、香るだけで贅沢な気分になれそう。

ハンカチに忍ばせる

いつも使うハンカチに忍ばせておき、外出先でスッと嗅ぐと気分がアップ。周囲に気づかれないので、自分だけで楽しめます。

ハンドクリームなどに香りを

香り付きのハンドクリームなどを使えば、仕事の合間に手をマッサージしながら、さりげなく贅沢な気分を味わえます。

着ている服に取り入れる

柔軟剤で服に香り付けをする習慣は今や定着しています。服に香り付けすることで、外出先でも楽しめます。ただ、同じものを使っていると徐々に慣れて自分では香りを感じにくくなっていくので、周囲への配慮という意味でも、香りが強くなりすぎないように注意が必要です。
また、サシェ(香料などを入れた袋)をクローゼットなどに吊るしておけば、開けるたびにいい香りがしたり、服にもほんのり香りが付いて贅沢な気分に。クローゼット用の芳香剤なども活用してみては。

香りに「慣れない」ための工夫

お気に入りの香りでも、ずっと使い続けていると感じにくくなってしまうもの。香りをいつも楽しむためには、ときどき種類を変えるといった工夫も効果的です。
ハンカチに忍ばせる、ポーチの中にアロマの小瓶を入れておく、など持ち運びのものに工夫したり、ときどき柔軟剤やシャンプーを変えるなど、変化を楽しむのもひとつです。

ドライブ中は自分が好きな香りを

車の中は、自分のお部屋と同じようにプライベートな空間。特に、自分の好きな香りを取り入れるのがおすすめです。これまで車の芳香剤は、男性が好むスカッシュ系やムスク系などが多かったものの、最近は女性のドライバーも増えていることから、女性が好む香りやデザインも揃っています。
BGMを選ぶように香りを選べば、毎日の通勤や買い物、週末のドライブがもっと楽しくなりそう。いろいろな香りを試してみては?

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