季節のくらし

夏こそお米をおいしく食べよう!~お米の保存と虫を防ぐコツ~


5ツ星お米マイスター
澁谷梨絵さん
プロフィール

意外に見落としがちですが、正しく保存するのも、お米をおいしくする大きなポイントです。いやなお米の虫の被害も、しっかり防ぎたいところ。

夏のお米保存は、鮮度と虫に気をつけて

2015_07_05お米は表面で呼吸をしているので、精米から日が経つにつれ、劣化していきます。おいしさを維持する保存のコツは、高温多湿を避けて酸化を防ぐこと。密閉容器に入れて、冷暗所で保管しましょう。夏は鮮度が落ちやすいので、精米後1ヶ月以内を目安に食べきるのがおすすめです。
また、夏の保存で注意したいのが、なんといっても虫の発生です。虫は、保存方法が悪ければどんなお米からも発生する可能性があります。15℃~34℃が虫の活動しやすい温度なので、気温が上がる春から夏はお米の防虫対策が必須なのです。ただし、気密性の高い現代の家は冬でも暖かく、虫が発生することもあるため、一年を通して注意するといいでしょう。

押さえておきたい保存のコツ

1.15℃以下をキープする

お米の酸化や虫の発生を防ぐには、冷蔵庫の野菜室や涼しい場所など、15℃以下の冷暗所で保管するのが基本。キッチン周りはコンロや家電で温度が高くなりやすいので、保存にはあまり向いていません。

2.湿気にふれさせない

湿った空気に触れるのは、酸化の大きな原因です。お米袋には小さな空気穴がたくさんあけられているので、買ってきたままではすぐに劣化します。食品保存袋や米びつ、蓋の閉まる容器などに入れ替えてしっかりと密閉しましょう。湿気が多いシンクの下で保存するのは避けてください。

3.保存容器はきれいにして、継ぎ足さない

お米につく虫は、米ぬかが大好き。保存容器のお米を使い切ったら継ぎ足しをせず、きれいに洗ってしっかり乾かしてから、新しいお米を入れてください。

4.防虫グッズを使う

わかっていても、限られたスペースで温度や湿気の管理を徹底するのは難しいもの。専用の防虫グッズ「米唐番」などを上手に併用しましょう。

炊いたごはんの賢い冷凍術

炊いたごはんは、デンプンが熱で変化しているため、もちもちおいしく仕上がっています。その変化が収まる前に冷凍するのが、おいしく保存する鉄則。あら熱を取ったらラップに包み、さらにアルミホイルでくるんで素早く冷やしましょう。


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プロフィール

5ツ星お米マイスター
澁谷梨絵さん

日本で唯一、穀物のプロフェッショナル資格(5ツ星お米マイスター、ごはんソムリエ、雑穀エキスパート、薬膳インストラクター、雑穀マイスター、発酵食スペシャリスト)を持つ女性米屋。全国各地を自身で歩き、探し出したこだわり米を百貨店で販売している。また、女性の目線で、米が持つヌカや麹の発酵技術を使った弁当・お惣菜も販売。米・雑穀・麹の第一人者!