季節のくらし

カビ・菌・ニオイ、衣類や部屋、玄関の対策



住まいと家事のプロ 藤原千秋さんに聞く!

住宅情報アドバイザー
藤原千秋さん
プロフィール

続いて、衣類の湿気、においに関わりが深い洗濯槽と部屋干しのノウハウ、寝室とリビング、玄関まわりの湿気対策を解説します。

【衣類】洗濯槽のクリーニングは必須。部屋干しには除湿機を活用する

2015 (3)「洗濯したのに服が臭い!」といった経験はどなたにもあるはず。汚れが落ちきらず、雑菌が繁殖している可能性が大。きちんと洗い直すしかありません。乾かすのに時間がかかればかかるほど雑菌が増えてにおいの原因になるため、早く乾かすことが大事。

部屋干しの際には、洗濯物の下に除湿機を置くと良く乾きます。除湿機は部屋の湿度を下げるだけでなく、機種によっては温かく乾燥した空気をはき出します。排気を洗濯物に当てることで、ダブルの効果で乾かせます。
除湿機がなければエアコンで除湿を、それも難しければ扇風機の風を当てるだけでも、乾きが違います。

寝室や畳部屋、衣類が多い部屋での部屋干しは、できるだけ避けてください。洗濯物の湿気が、部屋のふとんや畳(畳は湿気を吸収しやすい)、収納された衣類に移ってしまいます。

洗濯してもにおう場合は、洗濯機が原因かも。特に、目が届かない洗濯槽の裏側にはカビや雑菌が繁殖しやすく、洗濯中に衣類へ移ることがあります。
洗濯槽の専用クリーナーは、この季節の必需品です。1~2年クリーニングしていない洗濯機は、最初に槽洗浄コースなどでしっかり汚れを落とし、クリーナーの使用回数も増やしましょう。梅雨が開けるまで月1回ペースの使用をおすすめします。

【寝室、リビング】雨でも窓を開けて換気できる日はある

寝室、リビングの湿気対策は、効率の良い換気が重要。屋外の湿度が高いと部屋に湿気を取り込むので、窓を開けられないのがつらいところです。
しかし、キッチンから熱や湿気が流れてくるリビングや、湿気をおびたふとんを置いている寝室では、雨の日でも、屋外より湿度が高くなることがあります。確認のために、雨の当たらない軒下と室内を湿度計で比べてみましょう。外より家の中の湿度が高ければ、窓を開けて換気する意味があります。

2015 (7)窓の周りも注意したいところ。冬場に結露が激しいので、サッシなどにカビが生えやすいのです。カビが生えてしまったら、液だれしにくいジェル状のカビ取り剤で拭き取ります(カビ取り剤について詳しくはこちら)。カーテンは閉めっぱなしにせず、開け閉めして湿気を飛ばしましょう。

【玄関、下駄箱】ジメジメした靴は除湿剤ですばやく乾かす

梅雨ill_7雨の日が続くと、とっても気になる玄関のにおい。主な発生源は靴です。梅雨時はカビや雑菌の温床になり、悪臭成分が生まれやすくなります。濡れた靴を下駄箱に入れるのは絶対ダメ! 陰干しして乾かしてからしまいましょう。特に、革靴やスニーカー、素足ではくサンダルやパンプスは、汗を吸収してにおいやすいので要注意。除湿剤などを活用して、1日はいた靴のジメジメ、においを除去しましょう。

下駄箱の中の湿気も注意したいところ。靴がカビたり、痛むことがあります。大切な靴は靴箱の中より通気性が良い布袋での保管がおすすめです。


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プロフィール

住宅情報アドバイザー
藤原千秋さん

住宅メーカーの営業出身で、おうちのお掃除から建築基準法まで知り尽くす、住まい全般のスペシャリスト。執筆、取材、講演会などを行うなか、3人姉妹の母としても忙しい毎日を送っている。「ズボラ主婦・フニワラさんの家事力アップでゆるゆるハッピー!!」「この一冊ですべてがわかる-家事きほん新事典」など著、監修書多数。