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季節のくらし

秋の衣替えから始めよう 動線やルール作りで変わる!効率がぐっとアップする衣類収納(秋編)



整理&収納のプロ伊藤朋美さんに聞きました

整理収納アドバイザー
伊藤朋美さん
プロフィール

春と秋の大きなイベント「衣替え」。1日もあれば終わるけれど、なかなか重い腰が上がらない人も多いのではないでしょうか。でも、普段からきちんと衣類の収納ができていれば、衣替えもぐっと手軽になるのだそう。理想の整理&収納を実現するテクニックを、整理収納アドバイザーの伊藤朋美さんに聞きました。

まずは収納の問題点を探るところから

index_ph012衣類収納にまつわる不満のトップ3は、1位「収納スペースが少ない」、2位「衣類の出し入れがしにくい」、3位「家族が自分で収納できない」(エステーの2014年調査による)。自分のことを「収納下手」だと思っている人は多く、実際に約半数の家庭で、部屋に衣類が出しっぱなしになっているようです。

「ゆっくり片付ける時間がない」「そもそも収納が苦手」などの理由を口にする人が多いけれど、実は違います。本当は「洋服が捨てられない」「アイテムが増えやすい」「衣類をたたむのが嫌い」など、人それぞれの問題点があるはずなのです。

苦手なポイントにアプローチすれば、誰でも理想の収納が作れます。衣類をたたみたくなければ”吊るす収納”、収納スペースを有効に使いたいなら”たたむ収納”など、最適な解決法を探しましょう。知らず知らずのうちに、自分に合っていないルールを作ってしまっている可能性もあります。大がかりな整理をする衣替えは、やり方を見直すチャンスです!

使いやすい収納環境を作る

「上手にしまえない」「決まった場所に収納するのが苦手」という人は、収納環境に問題があるかもしれません。たとえば、収納用品が使いにくい場合。引き出しが重かったり硬かったりするだけで、家事の効率はぐっと下がってしまいます。昔ながらのどっしりした木製たんすは、持っている衣類をいったん置いて両手で引っ張らないと開けられないかもしれません。そんなときは、片手で引き出せる衣装ケースに日常の衣類を移すのも手です。

index_ph001また、サイズが大きい引き出しは詰め込んで重たくなったり、たわんでしまいがち。たとえば、奥行きの長い引き出し1つ×3段よりも、短い引き出し2つ×3段のほうが使い勝手はよいのです。
引き出しが多ければ分類もしやすく、手前によく使うもの、奥にオフシーズンのものを入れれば、出し入れに困ることもありません。一つひとつの引き出しが小さいため軽くなり、乾燥機の近くまで持ち運んで、その場でたたんだ衣類をしまうこともできます。

index_ph002クローゼットなら、出し入れしやすい正面には普段よく着る衣類をかけること。色や素材、種類などから決めた収納ルールにとらわれ、使いにくい場所にデイリーユースの洋服をかけている人も少なくないそうです。両開きの折れ戸なら、両サイドには手を伸ばしにくいデッドスペースができるはず。そこにオフシーズンの洋服をかけておくなど場所の工夫をしてみましょう。
また、ハンガーの色や形を揃えるだけでクローゼットの中がすっきり見え、美しい状態を保つモチベーションになりますよ。

空間を区切れば収納力はアップする!

「収納スペースが少ない」という悩みは、空間を区切ると解決できるかもしれません。
クローゼットのように大きな空間は上下・前後に分けること。高さの違うポールを2本付ければ、上下で約2倍の洋服がかけられます。奥行きがあるようなら、前後に2本付けるのがおすすめです。前のポールにはオンシーズン、後ろにはオフシーズンの洋服をかけられるようになります。

index_ph003引き出しの中は、仕切りを上手に活用しましょう。ブックエンド型よりも、しっかりと自立する箱状の仕切りを使うのがおすすめ。はじめは家に余っている紙袋でボックスを作ってみて、収納性や使い勝手を確認できたあとに市販の仕切りボックスを購入すると、無駄がありません。
作り方は簡単で、紙袋の持ち手を取り外したら、引き出しの高さに合わせて上部を内側に折りこむだけ。空間にジャストサイズの仕切りが簡単にできあがります。深い引き出しなら、上下に紙袋ボックスを2段重ねてもよいでしょう。

ちょっとした工夫で見やすく、使いやすく

index_ph004箱に入れて収納するようなオフシーズンの衣類やスポーツ用品などは、きちんとラベリングをしておきたいところです。「春夏Tシャツ」「スキー用品」などと見やすい位置に書いておくだけで、探す手間が減ります。文字だけでイメージしづらいなら、写真やイラストで視覚化するのもおすすめ。自分の見やすいラベリングを探しましょう。
また、枕棚やベッド下収納といった出し入れしにくいスペースには、取っ手付きのケースを入れるのが鉄則です。


プロフィール

整理収納アドバイザー
伊藤朋美さん

整理収納アドバイザー、インテリアコーディネーターとして”家が整えば毎日はもっと輝く”を合言葉にシンプルで快適な暮らし方を提案している。個人宅の整理収納サービスから企業とタイアップした収納サービスなど、幅広く収納コンサルティングやセミナー講師で活躍する他、コラム執筆、雑誌監修などでも活躍中。10年以上に渡る住宅メーカーでのリフォーム提案で培ったプロのノウハウと、自身も2児の母であり、かつては片付けが苦手だったと自負する等身大の経験に基づくアドバイスが、女性たちからの信頼と人気を博している。

公式ブログ http://ameblo.jp/re-style-okataduke/ 元片付け下手ならではの整理収納の実例やアイディアなどを公開中。
HP http://re-style-t.com/
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