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冬物の寝具を衣替えするタイミングと正しい布団のしまい方を教えて

だんだん温かくなり、冬から春へ寝具も衣替えをする季節になりました。来シーズンも使うことを考えると、きちんとお手入れをして清潔に保管したいところ。今回は、寝具メーカー東京西川の速水美智子さんに、正しい布団のしまい方をお聞きしました。



室温が20度前後に上がったら冬用の布団をしまう

そもそも、どのタイミングで春布団へ衣替えをするのが適切なのでしょうか? マンションは気密性が高く一年を通して温かいといわれています。住宅の種類によって室温や湿度が異なるため、いつ布団を替えたらよいか悩みますよね。

快適に寝るためには、「寝床内気象」と呼ばれる寝具と身体との間に発生する温度を33±1℃に、湿度を50±5%に保つことが理想です。家庭で寝床内気象を計測することは難しいので、室温を目安にしましょう。室温が15℃前後なら冬用の羽毛布団がちょうどよいですが、室温が20℃前後に上がったら薄手の肌掛け布団に、25℃以上であれば夏用のタオルケットなどに入れ替えるのが目安になります。

素材は、商品タグを見ると確認できます

しまう前のお手入れでダニやカビの発生を防ぐ

衣替えを決めたら、布団を収納する前にきちんとお手入れをします。布団の素材によってお手入れ方法が異なりますが、しっかり干して乾燥させることが長持ちをさせる秘訣。布団に湿気がたまっていると、カビやダニをも発生させてしまう原因になります。

湿気を飛ばすためには布団を屋外に出し、天気のいい晴れた日の10時から14時の間の2時間で、陰干しや天日干しをします。羽毛布団は生地が傷むのを防ぐため、陰干しがおすすめです。また、布団の表と裏を1時間ずつ、交互に干すとより効果的。直射日光が当たってしまう場合は、掛け布団カバーを付けたまま干してください。布団を取り込むときは、たたくと生地が傷む場合があるので、表面のほこりを払う程度にしましょう。

干すだけでも効果がありますが、取り扱い表示を見て、可能なら洗濯をしてから収納するとより清潔です。自分で洗濯ができない場合は、専門のクリーニング店に依頼することをおすすめします。クリーニングから戻ってきたら、湿気を含んでいる可能性もあるので、陰干しや天日干しをしてから収納してください。

商品タグには、取り扱い表示や干し方などが記載されています

布団の正しい収納方法

羽毛布団をしまうには、通気性のよい不織布でできた羽毛布団専用の収納ケースに入れます。圧縮袋に入れてコンパクトに収納したい人も多いと思いますが、羽毛布団の場合、長時間圧縮したままだと、ふくらみが戻らなくなってしまう恐れがあるのでおすすめしません。圧縮袋を使用する場合は、少し空気を抜く程度にしましょう。布団専用の収納ケースがない場合は、洗濯済みの掛け布団カバーをつけたまま収納してもOK。使用後の布団カバーには汗や皮脂汚れがついているので、必ず洗濯してください。

収納する際は、重い布団を下に、軽い布団が上になるように重ねてしまいましょう。

布団を収納ケースのサイズに合わせてたたんで収納

収納する場所の湿気に注意

収納する際は湿気に注意してください。押し入れなどの壁と布団を密着させてしまうと湿気がこもり、空気の通りが悪くなってしまうので、なるべく壁や床につかないよう、すのこなどを置いてしまうことがポイント。

また、布団を一度しまったら来シーズンまでそのままという人がほとんどでしょう。雨が続く日などは湿気がたまってしまうので、しまう前のお手入れで説明した手順で時々干すと衛生的です。

寝室のクローゼットや押し入れなどは閉め切りがちになってしまうので、こまめに換気をするよう心がけましょう。クローゼットや押し入れは湿気がたまりやすいので、除湿剤を置いてください。

布団の長期保存には、専用の除湿剤の利用も

雨が続く日などは、押し入れやクローゼットだけでなく布団自体にも湿気がたまります。保管中もしっかり湿気対策を行いましょう。「備長炭ドライペット ふとん用」ならふとんの間にはさむだけで、収納時の湿気を吸い取ります。

取材協力:速水美智子さん

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東京西川(西川産業株式会社)の営業戦略部 広報担当で、日本睡眠科学研究所認定「スリープマスター」の資格を持つ眠りのプロフェッショナル。寝具や睡眠に関する幅広い知識を基に、良質な眠りのアドバイスをしています。