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お菓子などに入っている乾燥剤は再利用できますか?

おせんべいや食品の湿気防止のために、一緒にはいっている小袋の乾燥剤。捨てずに取っておいて、繰り返し使用している人もいるのではないでしょうか。しかし、乾燥剤の効果は永遠ではないため、再利用する時にはすでに効果がなくなっていることも。乾燥剤の種類や性質を知って、正しく使用しましょう。



「乾燥剤」にも種類はさまざま

ひと口に「乾燥剤」といっても、種類はさまざま。原料や性質、使う用途も異なります。主に食品などに使われているものは「シリカゲル」と「生石灰」の2種類で、再生できるのはシリカゲルだけ。
見た目も違い、シリカゲルは粒状で、色が透明または青色です。生石灰は白くて小石のような形をしています。生石灰は自身の重さの30%程度の湿気を吸うのに対し、シリカゲルは50%程度の湿気を吸いますので、吸湿力においてはシリカゲルがやや優れています。
さらに、シリカゲルは「A型シリカゲル」と「B型シリカゲル」に分かれています。低湿度な空間での吸湿性に優れ、食品やカメラなどの精密機器などに使われているのは「A型」です。一方、「B型」は高湿度な空間での吸湿性に優れ、一部家庭用の除湿剤の製品などに使用されています。吸湿効果がなくなった場合、「A型」は150~180℃での加熱が必要ですが、「B型」の場合は天日に干すなどで、吸湿力が回復します。

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「A型シリカゲル」を使用した「ドライペット 乾燥キーパー」。乾物・調味料やお菓子などの食品にも安心して使用できます。

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「B型シリカゲル」を使用した「ドライペット スピード吸湿 くつ用」。靴の中の湿気を除去。天日に干すと、除湿効果が再生し、繰り返し使用できます。

吸湿効果が切れた乾燥剤は、再利用しても効果なし

乾燥剤は、湿気を吸いきってしまえばそれ以上の効果は望めません。生石灰は、膨張して粉末状になることで効果が薄れてきたとわかりますが、シリカゲルは見た目でわかりにくいのがネック。食品にはいっている乾燥剤は再利用せずに、市販されているシリカゲルなどを活用し、メーカーが指定する使用方法や期限を守って使いましょう。また、エステーの「ドライペット乾燥キーパー」は取り替えの時期がきたら、ビーズの色が変わるので、見た目で使い終わりがわかるようになっています。

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空間の湿気を取りたい時は、除湿剤が効果的

シリカゲルと生石灰のほか、収納空間の湿気とりとして、除湿剤などに多く使われているのが「塩化カルシウム」です。「塩化カルシウム」は自身の重さの3~4倍もの水分を取り除けるため、下駄箱や押し入れ、クローゼットなど、より広い空間の湿気対策として利用されています。融雪剤や防塵剤として使われることも。
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「塩化カルシウム」の除湿剤を使用した「ドライペット スキット」。下駄箱、押入れ、流しの下などの収納空間の湿気とりに。

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