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空気チャンネル

エステー、トイレ空間「化学的消臭」への取り組みとその背景とは?


世界に誇る日本のトイレ文化。その裏では、さまざまなスペシャリストが工夫を凝らして、清潔なトイレ空間をつくっています。エステーは2016年秋、「消臭力 トイレ用 クエン酸プラス」「消臭力 トイレ用スプレー ウィルス除去プラス」を発売しました。従来の消臭に、新たな役割を加えた「機能プラス」シリーズです。

進化するトイレ空間、消臭も新たなステージへ

「世にない商品」の開発をモットーに、新市場を創造して、お客様づくりを行ってきたエステー。中でも消臭芳香剤「消臭力」は、トイレ空間に強い香りを出してにおいを緩和する芳香剤が主流だった市場に、「強力」で「長持ち」する消臭剤として2000年に発売して以来、多くのお客様に支持されてきました。その後も、消臭効果を向上させるとともに、生活者のニーズに合わせて、さまざまな用途や香りをラインナップし、現在トイレの消臭芳香剤を代表する商品となっています。
一方で、便器の進化などにより、トイレ空間は格段に清潔になり、以前のような「汚い」「くさい」というイメージはなくなりつつあります。トイレ環境が変化する中で、エステーも消臭剤メーカーとして新たな課題に向き合っていました。
家庭のトイレをさらに快適な空間にしたいという思いから、さまざまな生活者調査などで生活者のニーズを探っていたのです。

トイレのにおいに対する主婦の悩みとは?

そのような中、主婦を対象に行ったグループインタビューで、従来にないトイレの悩みを発見しました。

「尿が飛び散って、トイレにしみついたにおいを消臭したい」

トイレの環境が改善され、見た目はきれいになっても、においは残ります。尿が便器を飛び出して、壁や床についてしまうことが大きな原因です。「とびちり臭」「しみつき臭」を改善することは、従来からある消臭技術の枠を超えた取り組みになりました。

「化学的消臭」でトイレのしみつき臭を解決

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R&D部門 研究グループの船橋一良と、同高岳留美。

そして2016年秋に発売したのが、とびちり臭、しみつき臭に対応する「消臭力 トイレ用 クエン酸プラス」。においの元になるアルカリ性のアンモニアを、酸性のクエン酸で中和する画期的な消臭方法です。「エステーが従来から採用していた物理的消臭(ナノレベルの孔で悪臭を吸着)と感覚的消臭(悪臭に別の香りを組み合わせることでよい香りに変える)に、「化学的消臭」という新たなアプローチを加えました」(R&D部門 研究グループ 船橋一良)。

さらに、同じ機能プラスシリーズとして、「消臭力 トイレ用スプレー ウィルス除去プラス」を発売。こちらも主婦へのグループインタビューからヒントを得て、開発した商品です。「家族で誰かが風邪をひいて、隔離をしても、トイレだけはみんなで共用することになります。トイレのウイルスに対するお客様の関心が高かったのです」(R&D部門 研究グループ 高岳留美)

機能プラス集合

“「消臭力 トイレ用 クエン酸プラス」(左)と「消臭力 トイレ用スプレー ウィルス除去プラス」(右)。”

「空気をかえよう」精神で、さらに快適な生活空間を

これら商品開発の背景にあるのが、エステーのスローガン「空気をかえよう」。創業以来、においや湿気、防虫といった生活空間の悩みに対し、空気を軸にしたさまざまな商品を世に送り出してきました。
エステーの役割は、空気を通して、暮らしを明るく元気にすること。お客様により愛される企業になるべく、今も「世にない商品」への探求を続けています。