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家事研究家・高橋ゆきさんの「トイレもわたしもきれいになる掃除」


世界に誇る日本のトイレ文化。その裏では、さまざまなスペシャリストが工夫を凝らして、清潔なトイレ空間をつくっています。日本のトイレ文化を担う人や企業を訪ねる本企画の第2弾は、家事研究家・株式会社ベアーズ専務取締役の高橋ゆきさんに取材しました。面倒に思いがちなトイレ掃除が気持ちよくできる心と技、お聞きしました。

掃除は「あわてず」「あせらず」「やさしいきもちで」

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“家事研究家・株式会社ベアーズ取締役副社長の高橋ゆきさん。キッズからシニアまで暮らしの向上を研究し、家事のスペシャリストとしてテレビ・雑誌などで幅広く活躍中”

家事代行サービスのベアーズ設立以来、18年にわたりさまざまな家庭の掃除を行ってきた高橋さん。そんな高橋さんがまず教えてくれたのが「掃除の三大心構え」。気持ちが後ろ向きになりがちなトイレ掃除には、特に参考になる三箇条です。

1.あわてず

「あわててゴシゴシこするような掃除はメリットがありません」と高橋さん。力が入りすぎた状態でトイレや床を磨いたり、拭いたりすると、傷ができてしまいます。さらに、傷の凹凸に汚れがついて、においの原因にもなります。

2.あせらず

掃除のスケジュールを立て、その通りに行っていれば気持ちにゆとりができます。反対に、全体のスケジュールが見えていないと、「そろそろ掃除しなければ」「きれいにしなければ」と、あせりが出ます。いつどこを掃除するか、計画を立てることは気持ちの面でも大切なのです。

3.やさしいきもちで

「掃除が苦手だと、こわばった顔で掃除してしまうもの。まずは笑顔でやさしく」と高橋さん。イヤイヤ作業すると、部屋の「空気」にその思いが残ります。その最たる場所が、家族みんなで毎日使うトイレです。

トイレ掃除する人の心は「空気」で伝わる

ベアーズが請け負う家事代行のうち、7割はお客様が自宅を空けている間の仕事だといいます。ほとんどのお客様は、スタッフが掃除している姿を見ていません。それなのに、多くのお客様は、帰宅してきれいになった部屋を見て、「家の空気が変わった」とおっしゃるそうです。一方で、常連のお客様から「今日はいつもと雰囲気が違う」と指摘されることもあるそう。
スタッフはいつもと同じように掃除しているのですが、掃除した人の体調や、私生活の悩みからくるちょっとした心の変化が、「空気」で伝わるのだといいます。
トイレは家族みんなが毎日使うだけに、前向きな気持ちで掃除してプラスのエネルギーを充填することが大切。では、みんなが嫌がるトイレ掃除を、やさしいきもちで、笑顔で行うにはどうすればよいか?
「一度、何かを飲みながら、おしっこしてみてください。摂取して排泄する、つまり「生きている」ことを実感できるはず」と高橋さん。トイレにも家族にも感謝する気持ちが湧いてきて、笑顔で掃除できるようになると言います。

高橋流トイレのきれい術。「トイレ会議」で好循環を

高橋さんいわく、お客様のトイレのお悩みで多いのはやはり「におい」だそう。掃除していてもにおうのは、「便器以外の場所がにおいの発生源になっています」(高橋さん)。おしっこが、床やマット、小物などに飛び散って、においの発生源になるケースが多いのです。くらしにプラスでも、高橋さんのトイレ掃除テクニックを紹介しているので、詳しくは「新生活応援!引っ越し前後の大掃除をサポート! トイレやお風呂の掃除」をご覧ください。
さらに、トイレをきれいに保つには、家族みんなの「トイレ会議」がおすすめ。家族が望んでいるトイレはどんな状態か?一度みんなで掃除して「我が家のきれいなトイレ」をつくります。全員の携帯で写メを撮り、理想の状態のトイレを確認し合いましょう。
こうして家族と共有することで、無関心だった夫や子どもたちも使用後に一拭きするなど、トイレ掃除に参加してくれるようになります。また、いつもきれいな状態から使用できるようにしておくことで、「トイレが汚れていたり乱れていると気持ち悪い、と感じるようになります」と高橋さん。「トイレ会議」がトイレをキレイに保つための好循環を生み出してくれるのです。

トイレ掃除が苦手な女性に

最後に、どうしてもトイレ掃除が苦手な女性に、高橋さんからアドバイス。
「私は、トイレ掃除するときにファッションを決めています。動きやすいけれど、ちょっとオシャレを楽しめる洋服で。ポイントは、急に来た宅配便を迎えられるスタイル」。長めのTシャツにスパッツが、高橋さんのトイレ掃除ファッションです。
トイレ掃除が終わった後にもうひとつ。
「すかさずスマホや携帯で自撮りしてみてください。気持ちよく仕事したあとは、自分自身も絶対きれいに写っていますから!」

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