決算説明

成長への「脱皮」

13年ぶり過去最高益

当期(第71期)は「消臭力」Premium Aroma、「SHALDAN」シリーズ、「洗浄力」シリーズなどの高付加価値新製品が貢献し、最終利益は前期比133%と過去最高値を更新しました。
 

全社ワンベクトルで高収益体制を盤石化

原材料価格の上昇にもかかわらず原価率が1.1ポイント改善したのは、R&D部門と製造部門のコストダウン努力の成果です。返品削減の意識は今や営業部門全員に根付き、前期比13%の削減に成功しました。各事業部がリードし、R&D部門と営業部門がワンベクトルとなって高利益商材の売上構成を高めていることも、粗利改善につながっています。リーダーが行動を変えると、全員の意識が変わります。各部門で数値目標を掲げて進捗を追い続けた結果、「稼ぐ仕組み」が整いました。
 

まいた種を育てる

当期までは成長に向けた種まきを行ってきましたが、土壌が整った今からは、まいた種を発芽させ、開花するまで健やかに伸ばしていきます。苗床は次の5つです。 【既存事業におけるシェアNo.1】防虫剤・エアケア
【国内新分野・新市場】介護用「エールズ」、機能性アロマ「アロマサプリ」、「クリアフォレスト」など
【海外事業】戦略エリア×特定事業
【サーモケア】新たな温熱ビジネス創造から市場拡大
【成長に向けた体制づくり】ワークスタイル変革、ダイバーシティ、生産体制再構築など
 

投資も還元も好業績から

海外市場の戦略エリアであるタイでは、綿密なマーケティング調査を重ねてローカルニーズに応える現地生産の新製品「SHALDAN」 Kawaii Plus(カワイイプラス)を上市し、海外で初めてTV CMを投入した結果、小売店への配荷は順調に伸びています。タイの事例をASEANへ横展開する今期以降は、海外マーケティング投資を活発化させていきます。また中期経営計画の柱の一つとして成長に向けた生産体制再構築を掲げ、設備投資を積極的に進める予定です。2017年は栃木市に20,496m2の工場用地を取得し、2018年2月に国内4つ目となる新工場(地上2階建 延床面積8,339m2)の建設に着手しました。当面はカイロ製品を生産しますが、将来的には国内生産体制を再編する計画です。新工場の稼働は2019年4月を予定しています。このように中長期スパンで意欲的な投資を進めていくとともに、配当方針としては、長期的な企業価値向上を考慮した安定配当を基本としつつ、株主様への好業績還元策として、期末配当は5円増配の18円とさせて頂きました。これにより年間配当は前期比7円増の31円となります。
 

「未来」は「今」の延長線上にあらず

当期で終了した第一次中期経営計画は「収益改善フェーズ」でしたが、今期から始まる第二次中期経営計画では「規模拡大フェーズ」に入ります。当期は、次のステージを目指すとき、今着ている服ではほころびが生じて裂けてしまうことが露見した期でした。今こそ「脱皮」するとき。サナギのまま飛翔することはできません。全社をあげて古い皮を脱ぎ捨て、成長にあわせてほどよくストレッチが効いた服に着替えていきます。倍旧のご支援をお願い申し上げます。
 

 

2018年6月
代表執行役社長(COO)
鈴木 貴子